S-OCC: $140-148
ONP#8:$ unknown
ONP#9:$155-155
MiX : $75-80
SOP: $200-205
CBS :$170-175
SWL : $260-268
DLK-A $190-195
DLK-B :$180-185
DLK-C:
WIM DLK
前回の5月に続きLA/Oakland/San Franciscoに行ってきました。5月に比べて家の値段も下がってましたし、国際線、国内線のフライトも、レンタカー屋も混雑が少なくなってる感じでした。サンフランシスコのダウンタウンがひどいことになってます、一時期は目抜き通りの1本入った通りでも麻薬中毒者が所狭しとテントを張ってました、それは最近追い出されて撤去されたそうです。しかし、車のガラスを割られた、駐車してた時も信号で止まってる時もやられたと言う友人が数人いました、この前有名なフットボール選手がホテルからつけてきた強盗に撃たれたらしいです。百貨店もアパレル系もIT系事務所も出て行って、長年全米で一番人気の旅行先だったサンフランシスコが悲しい限りです。 記憶をまとまりなく書いちゃいますと、アメリカでも上白系の古紙用ロールはかなり減ってます。西海岸~シアトル近辺で多少出てきますが、まとめて出るのは東海岸でしょう。値段は日本着$440-480/MT くらいで5月より上がった感じです。 ロールは潰してからじゃないと転売しては駄目、という製紙会社との厳格な契約でロールを潰してるパッカーも居ましたが綺麗なベールでした、そっちの方がロールより安く買えます。ロールだとどうしても一部でも活かしで売ろうとするバイヤーが値を付けたりしますので。 WNBのサイドランのオファーも出ますが高すぎるので引っ越しのパッキング用やその他の製紙や石膏ボード以外の用途向けしか駄目でしょうね、日本着$300-350/MTです。 #9 ONPは有る事は有りますが全面写真のコミュニティ新聞だったりすると色とりどりだったりします。むしろ韓国のメーカーに頼まれて、品質には結構うるさい韓国でも問題にならない選別新聞を作ったりするところも有ります、量は月に300㌧くらいしかできないようですが、現在$210-230らしいので、日本でDTHC払ってコンテナ渡しで33-36円/Kgくらいです、お試しに1コンテナ出してくれと頼んできましたが、船会社が10月からの運賃大幅値上げを通告してきてるのでまだ正式にオファーできないとの事です。同じところで、OCCが15%入る比較的綺麗なHard MIXも写真を送ってもらう予定です。 また、日本向けに最近DLKじゃないBrown古紙が出たようですが、量は少ないしDLKに置き換えてもらえませんかね、90%くらいがライナーで中芯が少ししか入らないと言う変わったDLKを持ってるパッカーも居ました、或る意味KLBやKLTに近いです。また、月間500トン、95%くらいオールブラウン、と言うDLKも有りました、ライナーメーカーの系列でしたのでそこそこ良い物だと思います、サンプル取ってきましたので、繊維強度テストして下さるところは有りませんでしょうか?
また、長年頑張ってたWPPPがチャプター7で倒産しました。業界の有名人が数人出た会社ですし寂しい限りです。
アメリカ便り: OCC#12の相場は安定してます。ピークから下がった後、国内向け、輸出向けとも需要も価格も大きな変化なしです。現在、$180-185/ST CY Oakland
DLK価格はBグレードが$10/ST下落したままで$200/ST CY Oakland、Aグレードは数量が減っており扱ってません。SOPは上がって$210/ST CY Oakland, CBSも同じ価格です。
ONP#9 は国内向け価格が上昇中です。特に電気絶縁紙(今回出張に行って聞いてみましたらどうもモールド状にして吹き付けるような感じらしいです)製造メーカー向けは、本日$237/ST Oakland事業所の置き場渡しで販売しました。(東京港コンテナ渡し価格で45円/Kg前後)絶縁紙メーカー向けは#9の中でも綺麗な物のみを要求してきますが、色やFlexoインクなどは関係ありません。FlexoインクはLAからの新聞には無いので問題ないのですが、San Francisco ChronicleはFlexoインクなので日本/韓国は昔から嫌います、我々はFlexoインクではない、隣のSan Jose Mercury News を輸出してましたが現在は混ざってます。
アメリカ便り:A-OCC価格は$10/ST下がった感じです。7月は$185-190/St CY Oakland でしたが、8月積分はまだ確定してません。
アメリカ国内メーカーの需要は堅調ですが、ここ1-2ヶ月ほど強くは有りませんしフル操業と言うわけでもありません。
OCC発生は落ちてます。アメリカ経済は順調に推移してるのにすごく不思議です。
中国とヨーロッパの経済は特に悪いです。最近の中国政府の経済テコ入れにはがっかりしてます。せめて不動産部門にだけは強力なてこ入れが有ると思ってましたが。。。
ですので引き続きアメリカ経済は最強と言えるでしょう。しかし中国、ヨーロッパの状況や紛争が改善されない限りなかなか安定しないから困ります。
アメリカ便り:現在、A-OCCの価格は天井を打った感じですね。販売価格は$192-200+/ST FAS Oakland、アジア着で$230/MT ~でしょうか。全体的にA-OCCの発生は引き続き悪いです。小売販売も落ちてます。古紙の検査員も運送業者も他の古紙屋もみんな口を揃えて量が落ちた、と言ってます。過去2年間の記憶では現在はトラックの手配もドライバーの手配ももっとも簡単です。ただ、カリフォルニアはこれから3か月は野菜や果物などのパッケージに使われたOCCの発生が増えます。
アジアの製紙会社は値下げ要求を強めるでしょう、急なイメージも有りますが買い付けを急いで無いし、先月までの価格レベルでは儲けにならないでしょうから。
韓国便り:アジア各国似たような状況だろうけど、韓国は輸出困難(海上運賃爆上がりとBooking取れない問題)の為、すべての業界が動きを止めてる状態、製紙会社もそう、だから製紙会社はメンテナンス等のDown Timeに入った。原料は国内も輸入も溢れてる状態。 デマレージも山ほど掛かりそうだ。。。
台湾便り:A-OCCだけ、高値を出してる米国内に振ったりしながら、輸出は高値でしか受けないって感じになってるが、E-OCCも海上運賃の上げを吸収してさらに下がっており、UKPもかなり下がってきている。そもそも段原紙の生産が落ちておりしばらくは弱含みで推移するだろう。 J-OCCは海上運賃のアップと需要の強弱のはざまでコストアップをどちら側で吸収するのか、当面神経質な動きになりそうです。
今日もらった古紙ジャーナルさんの記事、輸出古紙が減ってるのは実感してますが、数字で見るとかなり減ってますね、世界的に。 2-3年前に新聞が高騰して、雑誌も不足気味になった時にこりゃあ輸入も有るかな? と用意したのが新聞用に輸入切り付け、ザラ+中質でコート物もちょこっと入る、新聞代替には良いんじゃない?と。
値段はあの時の新聞高値よりはましでした。 雑誌はアメリカのゴミ屋さんからのではないMIXは、白板用にはちょっと改善してもらいたいところも有るけど中芯用にはこのまま使えるね、という評価でした。
中に何が入ってるか判らない、そもそも臭いし日本向けには無理な、ゴミ屋さん、いわゆるMRFからのMIXも40%くらい発生が減ってるそうで、インド向けなどで引っ張りだこだそうです。MIXは良い物も有るけど、DLKと同じで数量は限られてるのが問題ですね、DLKはこの円安でも輸入を続けてくれてるところは有りますが。
いずれにせよ品種の豊富さと海上運賃を考えるとアメリカは良い輸入先候補です。
古紙物家庭紙用も輸入有るな、と思ってたんですが、APPのジャンボロールの攻勢を考えると高い輸入物を使ったら合わないだろうなぁ、と思っちゃいます。韓国は月間15,000トンのジャンボロールが入って来ててその内12,000㌧はAPPだそうです、そのおかげでティッシュ工場の操業率は60-70%に落ちてて日本のSOP系買ってくれないんですよねぇ。日本で白板が良い時は輸入上白も有りましたけど、この円安じゃあ自製パルプの方がずっと安いし、可能性が有るのは古紙繊維が必要って場合だけですね。 後は、今も続いてるポリミルクカートンです。ポリの部分が多過ぎない綺麗な印刷無しのトリム物オンリーと言うトップ品質の物から、印刷がチョコチョコ入る物から、使用済みのちょっと臭いPost Consumer物、テトラパックが補助金出してるアセプティック(内側がアルミ系)物まで色々有りますけど。輸入古紙も早々には増えそうも有りませんね。
アメリカ便り:今月、NorthWest地区の米国大手製紙メーカーの依頼で追加の2,200㌧を販売しました。これらの販売における当社の平均価格は、当社のヤード渡しで、
約$200/STです。彼らはもっと欲しがってますが、現時点では後の方が価格が上がると考えています。先週ヤードに来た大手ブローカーは、$197/STヤード渡しで購入しようとしました。彼らはそれが払える最高だと言いましたが、今月の輸出はオークランドで$210/ST CY(CNFアジア$250∼/MT)、もらってるので上昇基調だし、僅かにですが安いのでパスしました、我々のヤードは幸いオークランド港ゲートのすぐ脇に有りますので。輸出から米国国内向けにシフトしているのは当社だけではないはずです。私の推測では、今後数か月間はアジアの製紙会社で A-OCC が不足するでしょう。日本からの海上運賃の状況は、私は正確には把握して無いとは思いますが、一時的には日本のメーカーさんにシフトしたとしても、アジアにはOCCが足りてませんから、J-OCC の価格はまた上がって来るはずです。(^_-)-☆
アメリカ便り:現時点、米国では確実にOCC が足りません。台湾やベトナムのバイヤーが何を言おうと、彼らには少なくともA-OCCは足りていないと思います。価格が下がると思っている人がいるなら、少なくとも 6 月と 7 月までは間違っていると言えます、少なくともA-OCCに限っては。
オレゴンの大手メーカーからの依頼では、6月のOCC価格は店頭渡しで$200/STでした。先月より$50/STアップしてます。
Oakland CY $210-215/ST($231-237/MT)、アジア着では$245-250強/MT レベルでしょう、通常の値差で考えればJOCCも$210-220/MT CNFになってしかるべきだと思います。
Jyuly 4thの祝日が近づくと、他の米国工場も必死に買い付けてくると思われます。早くても 8 月まで、米国の製紙会社が在庫を増やせる可能性はありません。
アメリカ便り、5月レポート:DLK, OCC, News, and Mixed Paper などは米国内・輸出とも需要が強いです。OCCとDLKは4 月に比べて トン当たり $10~15/ST上昇しています。OCCは現在、$200~/ST CY Oakland(正直#11と#12の中間だけどベトナムには#11と言われた品質です、$240~/MT CIF Asia level), DLK-Bは$215/ST CY Oaklandです。(日本には向けられない品質ですが)。
需要は旺盛なので、価格はもう少し上がる可能性があります。
AsiaのBuyer達はBookingを迅速に出してくるので在庫は少ないのかな、と思います。実際、中国はあんまり製品を買って無いですがAsiaのOCC在庫はどんな感じですか?どなたか教えてください。
米国の段原紙工場は順調に稼働してますが、全米でOCC在庫が不足気味です。少なくとも年内は在庫を十分に構築できるとは思えません。
脱墨用品種は若干弱含みです。値段も少し下がるかもしれませんが、そのせいか次のオーダーがまだ来ていません。その辺の情報はまた来週送ります。
アメリカ便り続々報:今日は追加オーダーで$200/ST CY Oaklandで決めました、多分$235~240/MT CIF アジアレベルですね、当面こんな感じで強含みそうです。
アメリカ便り続報:今日、中国大手製紙メーカーとOCC#11-12を$198/st CY Oaklandで売り契約しました。この値段はアジア到着で$225-230/mt CIF レベルで、これはスエズ運河のトラブルの時に付けた高値にまた戻った感じです。そして、ライナーを中国向けに出してるアジアのメーカーにとってはギリギリのレベルと言う事らしいです。
この事がJOCCの価格設定にきっちり影響するかどうか確信は無いですが、OCCがあらゆるところで不足気味と言う事は判ります。
アメリカ便り:久々にいつもの人からです。
フロリダで開催されたPaper Recycling Conferenceから戻ったところです。
中国の工場の人達や古紙ブローカーの人達とかなり長い話し合いを持ちました。
アメリカ国内、海外の製紙工場、ほとんど全ての工場でOCCが不足しており、米国からの供給を非常に懸念してます。アメリカの製紙会社は好調に稼働していますが、彼らも供給に懸念を抱いてます。
3月のOCC価格は2月の価格に比べて$10-15/st 値上がりするのは間違いないでしょう。
また、中国でのビジネスは非常に厳しく、中国で売れる段原紙価格は安く、OCC価格が$190-195/st CY Oaklandレベルまで上昇した場合、中国向けの段原紙を作っても工場が儲からないと言う事も明らかです。
ですので、A-OCCは不足しており高いからE-OCC、J-OCCの購入量を増やし、少し強度の弱い段原紙を増やす可能性が有ります。
まあ、A-OCCは現状よりは上がることははっきりしてますが、J-OCC、E-OCCが上がるかどうかははっきりとは言い切れません、が、下がるとは思えないです。
アメリカ便り:11月下旬
ハイグレードやパルプ代替品、BBC等の値段は変わらずです。OCC価格は$10/st 下がりました。マガジンとONPは$5-10/st 下がりました。CBSとSBSの今月の中南米向け輸出は変わらず好調ですが価格は2年越しの低価格です。
メキシコ向けのハイグレードとパルプ代替品は、2社の工場から話が来て11-12月は再開しそうです。
東南アジア向けのONP、マガジン、OCC等の輸出は、ここ数週間低迷してます。
西海岸からベトナム、インドネシア、マレーシア向けの海上運賃は2021年12月のピークと比較して90%下落してると言うのに。 パルプ価格は先月若干値上がりしたので古紙価格も少し持ち直すのではないでしょうか。
11月末
OCC の発生は現在昨年比平均15%ほど低下してます。 どのサプライヤーも余剰在庫を持ってません。これはクリスマスシーズンにおいては奇異な状況です。
年末が近づき、製紙会社の段原紙出荷は増えてはいますが、いまだにかなりの操短も報告されてます。
今年の古紙の発生はざっくり二桁の減少を見せてます。今年の古紙輸入国第1位は引き続きインドでした。ただし、2022 年の最初の 3 四半期でのインドの輸入量と比較すると 27% の減少です。
米国の古紙の2023年3 四半期の輸出合計数量は990万MTでした、2022年に比べて17.5%減ってます。( date from U.S. International Trade Commission .)
2023年のアメリカからの輸出先TOP10で純増になってるのはタイだけです。
第 3 位の輸入国であるメキシコ向けは140 万トンですが、2022年比 3四半期で21% 減少しています。
タイとマレーシアは2020年、年間合計約96万5,000トンの米国古紙を輸入しましたが、今年、その量はすでに 249 万トン以上に達しており、3 年間で約150%の増加です。 今年これまでのところ、古紙輸入上位10カ国の合計では、3四半期での米国古紙の輸入量は2022年対比 約13%減少しました。
中国は古紙の輸入を禁止にしましたが、紙製品や、古紙パルプ、Repulping用のロールの輸入などにおいて直接、間接的に米国の紙輸出分野では依然として存在感を保っていますが、中国企業がタイやベトナム、マレーシアに製紙工場を作ってきたため2022年比14%ほど低下しています。
アメリカ便り:久々にあの方から連絡が有りました。基本的に強気の人ですので、市況が強くなりそうなので連絡した、みたいな感じです。
西海岸のOCCは先月$13-15/ST値上がりしました。インド向けに今日$135/st CY Oaklandで決めました。現在、$130/St CY Oaklandで複数の大きめのオーダーの引き合いが有ります。中国系バイヤーも有りその他も有りと言う感じです。急にこの量のオーダーが来るのは変な感じです。
アメリカ国内メーカーの状況も良くなってます。追加注文が来てます。置場渡しで$100/ST程度ですが。何が起こってるのかは正確には判りませんが発生も悪く在庫も減って来てるのでしょう。明らかに茶系が不足してます。3~5月はOCCはヤードにあんまり入って来ませんでしたから。
脱墨グレードはパルプ安の影響も有って弱いです、CBS、 SOP、 SWL これらは先月みんな値下がりしました。CBSとSOPは$20/STダウン、7月にも$10-20/ST下がると思います。現在、CBSは$190/ST、SOPは現在、置場で$215/STです。SWLは$75/ST下がって$280/ST CY Oaklandです。
#9Newsは終わってます。現在$200/ST CY Oaklandのオーダーを1つだけ持ってますが、引き合いも無く次のオーダーを探してます。
これらが米国西海岸の古紙状況です。
アメリカ便り:世界各国のアメリカ軍基地で進められている、、銅線から光ファイバーへの切り替えによって廃棄される銅線をメインに、他からもリサイクル用の銅を集めて、なかなかの銅の精製工場を作り、EVメーカーに販売する商売が忙しいあの方から、超久々の便りが届きました。
OCC は $123-125/ST FAS Oaklandで安定しています。 バイヤーはトン数を求めてますが、過去2~3 週間で供給が大幅に鈍化していることがはっきりしました。 我々のドアトレードと事業系アカウントではかなり減少しており、他のサプライヤーの話を総合すると、OCC の供給は 10~ 20% 減少したようです。
米国は景気後退に陥ったか、現在非常に近い状態にあると思います。これは主にOCCの発生が悪いことをベースにしてる事ですがHigh Gradeの発生もかなり落ちてます。アメリカの金融システムが抱えている或いは抱えることになりそうな損失はリーマンショック時を遥かに超えるらしいですし、基軸通貨としてのドルの割合がかなり落ちてきている中で深刻です。
カリフォルニア州の豪雨と季節外れの長雨により、トマト、イチゴ、その他の作物の作付けが遅れています。 今年は明らかにトマトとイチゴの収穫量の 3 分の 1 を逃すことになります。 これにより、箱の需要も落ちてDLKの発生も少なくなってます。
今のところDLK の価格は横ばいで、$130-150/ST FAS Oaklandです。既に5月積は完売状態です。 需要はかなりあるようですが、価格の上昇圧力はあまりないようです。
#9 news is $215/ST CY Oakland
SOP is $240/ST CY Oakland
CBS is $195/ST CY Oakland
中国経済が改善しない限り、相場は大きく上昇することはないと思います。
アメリカ便り:OCC相場は引き続き上がってます。$140/st CYの引き合いを受けました。アジア着では$205-210/mt でしょう。
しかし2月はほとんど出荷玉が有りません、荷物が入って来ません。
Oakland地区の他の大手業者を数軒回りましたがどこも大した数量を持ってなかったです。中国大手は間違いなく足りてません、買い意欲が旺盛です。OCC価格はもっと上がって来そうです。
アメリカ便り:OCC価格が$135/st Cy Oaklandに上がりました。CNFアジアで海上運賃が下がったので$200‐205/mtでしょう。
OCCはかなり欲しがってますね、旧正月明けにはもう$10/st 上がってると予想します。
アメリカ便り:今日、中国大手メーカー系列と世界的な大手の古紙ブローカーに、$125/st, $127/st CY Oaklandで販売しました。
これらの大手がどれくらいの海上運賃を持っているか知りませんが、我々が手配できる海上運賃ではアジア着で$200/mt 前後になります。 予測通り上がってます、OCCが足りません、恐らく旧正月明けまでには$135/st CY Oaklandかそれ以上になっているでしょう。
中国の国内OCCは昨年7月頃の42-43円から下がり続けて30円前後になってるようです。 まだ下落基調とのこと。
アメリカ便り:OCC価格は上昇始めました。ここしばらく買ってなかった製紙会社系列の大手バイヤーがしつこく言ってきます、かなり足りないようです、船も遅れているのでしょう、価格も高めで$118/st CY、多分アジア着$190~/mt 辺りでしょう。1月3週目まではオーダー取りません。西海岸のPacker達は在庫を持ってません。今年の雨季は雨が多く、回収がかなり滞ってます。この大雨は1月20日頃まで続きそうです。
そもそもこの時期はOCCの発生は少ない時期です、1-3月の発生量は平均で年間の
18%程度です。OCCはここ数カ月はかなり限られた量になりそうなので、EOCCの量や価格にも左右されますが、工場が欲しがれば価格は上がるでしょう。我々は既に2月上旬積みまでのオーダーは取ってますが、価格的には割とすぐに、1月末頃には$135/st CY Oakland程度になっているのではないかと予想します、アジア着では$205-210/mt程度です。(この方は基本強気、です)
アメリカ便り:Happy New Year to all.
古紙相場はかなり静かです。とりあえず今週末発表のOBMを待ってる状態です。
1月積のOCC#12は$108-112/st FAS Oaklandで販売しました、売り先は、ACN,Cyclelink,Vipa,Cascadeなどです。
DLKはバランスが取れてる感じです。年末で発生も悪く、かといって需要も少ないです。3月には発生が増えるでしょう。
SOPとCBSは引き続き主にMexico向けの需要が強いです。SOPは$350/st + shipping pointまでのコスト。CBSは$289-300/st shipping point、CBSの方がやや弱目での推移です。
ONPもちょうど良いバランスです。$220/st FAS Oakland
High GradesとONPは引き続き強含みでしょう。USAと MexicoのTissue工場向けに強い需要が有ります。OCCに関してははっきり判りません。Packerには在庫が無く、発生も悪いです。雨季で回収が悪く品物はかなり濡れてます。OCC/DLKは予測が難しいです。
※Oaklandからアジア向けは引き続き船のスペースが取りにくく、LAからの運賃に比べると3倍強高くなってます、$30-40/mt程度。C&Fアジア価格は同じですので、FAS価格もLAの方がかなり高い状態です。
1. China is a mess with Covid, the Construction Sector being in severe decline, and a general world recesssion which is hampering their attempts to export their way out of an economic contraction.
2. The Ukraine war has really forced changes in the European Markets. We haven't seen this before so it's difficult to know what to expect.
3. Will US Industrial Policy (Infrastructure Bills, Chips Act, Inflation Reduction Act) give enough stimulus to keep the US out of recession and improve the demand for cardboard.
There are just too many variables right now with no sure paths that I see for me to predict which way things go.
アメリカ便り:アメリカのOCCも暴落してます。東京着ではAOCC#12で21-24円港渡し。CBSやSOPはメキシコにあるアメリカの会社であるキンバリークラークなどが高値で買ってますので、東京着では50円超えます。シングルストリームのごみ回収業者から出てくるMIXではない、古紙屋さんで雑多な紙、見た感じ、SOP、台紙、段ボール、濃い印刷のカタログ類、いわゆるHard MixあたりでAOCC#12とほぼ同値です。
アメリカ便り:久々にアメリカから来日したので世界情勢に関して話し合いました。まず、先日のオランダ便りはちょっと楽観的過ぎた感じでした、本人もそう言ってました、かなり深刻です。6月のインドのEOCC(UK)大量キャンセルに端を発した今回の相場下落ですが、海上運賃・エネルギーコスト・古紙価格の高騰でコストアップしたインドの低品質の段原紙を春頃から中国に買ってもらえなくなっていた事が発端です。インドは、中国が段原紙を買ってくれないなら輸入古紙は要りません、かなりの量が浮きます。
中国はコロナ対策などで段原紙需要が落ち、しかも国内の生産キャパも増えてるので、そもそも段原紙輸入は減って来てました、海外で生産している中国製紙メーカーからの輸入が優先ですし、ロシアからの輸入も増えてます。中国国内OCC平均価格は6-8月で10円落ちて8月初めに底を打ち、8月末には2円上がってたのがまた2円下落しました。
ヨーロッパも段原紙需要・輸出は細り高騰するエネルギー価格に耐えかねて製紙会社の休転も増えており、安いEOCCの輸出は続いてます。
アメリカ・日本・東南アジアも段原紙輸出はほぼ止まり、主に米国東海岸からのインド向けOCC輸出もストップ、ここ1-2年で年間300万トン弱増えたリサイクルライナー工場など米国内工場向けに向かっており価格もだいぶ下がった様子。
西海岸からは、7月積みで下がってCY $200/mtだった#12が8月積は$170/mt CY、現在は$100/mtでも売りにくくなってます、25-30年前みたいな値段です。
中国向けの段原紙輸出が細ってるのでアジアのメーカーもOCCをあまり使いません。ベトナム着でAOCC/JOCCは$170前後、EOCCは$135で買ったと言うところが居ます。タイもかなりの割合をEOCCにシフト、JOCCはほぼ買わないらしいです。台湾でAOCC/JOCCは$150程度、大手は9月いっぱい買いません。これまで日本のメーカーさんが良い値段で取ってくれてましたし、発生も悪く在庫も少なかったから良かったのですが、多少海上運賃も下がってるところも有り、円安とは言え、これから、”売りたい”、となるともっと叩かれる可能性も有ります。下げのスピードも速まってますので売り込まれてます、先行きに不安を持つ人が増えてる状況でしょう。
中国の原紙需要回復とヨーロッパのEOCCの価格動向が相場のキーポイントですが相場低迷は続きそうです。
EOCCもAOCCも航路が長いので相場下落時でアジアのメーカーは在庫をギリギリまで落としてる状態ですので航路の短いJOCCはスポットでやや良い値段で売れたりするんじゃない?と言ってました。。。今度は悲観的過ぎたね、となれば良いのですが。。。
オランダ便り:欧州経済は誰もが思っているほど悪くないです。
もちろん困難もあります:
・ウクライナの危機は、ヨーロッパの製紙工場のガス/エネルギーコストを跳ね上げてます。
・今年のユーロ圏のインフレ率は 6 ~ 10% です。
・ウクライナ、シリア、北アフリカからの多くの移民が EU 諸国の社会不安を引き起こしています。
しかし一方で、例えばオランダ経済は2.4%の成長を示しています。インフレを伴う不況に向かっていると考えていたので、これは驚きでした。これが2023年にどうなるかははっきりとは判りません。
ヨーロッパの製紙工場は、主要製品の価格を絶えず引き上げています。これはヨーロッパ全体です。主にエネルギー価格によるものです。
上物(パルプ代替古紙)と木材パルプは非常に強く、最近は弱さを見せていません。
茶物はかなりダウン、MIX、BBCも。
EOCC はまだ輸出で非常に安いです。
インドでは、ドイツの OCC は CFR$ 190~195トンです。
もちろん、夏の間は EU 国内からの需要が減少するため、安価な輸出オファーがいくつか見られます。
ただし、ドイツ国内市場では依然として€175~180 トン($176~181)であり、低価格での輸出は続かないと考えています。 あ、インドやアジア向けの海上運賃も連絡しましょうね。
アメリカ便り:米国のLiner工場は、全体的にダウンタイムを取り始めています。これは、Linerの価格を下げないための努力です。値下がりするとは思いますがいつになるかわかりません。多くの工場が中国向けLinerの注文でフル稼働していましたが、この市場は、過去数か月でかなり蒸発しました。
RISI中国と話しましたが、中国が間もなく本格的な不況に陥りそうだと考えています。「新型コロナウイルスゼロ政策」と不動産市場が、今年末までには非常に悪い経済結果をもたらすと考えています。
ウクライナ戦争とそれによるヨーロッパへの経済的コストは、ヨーロッパを間もなく景気後退に追いやるでしょう。米国経済は中国やヨーロッパよりも強いですが、FRBによる積極的な利上げにより、米国も来年第 1 四半期までに景気後退に陥る可能性があります。全体として、来年は厳しい年になりそうです。アジアの状況はどうですか?
アメリカ便り:A-OCCの価格は、オークランドで1stあたり約25ドル強下落しています、MTでは約$30前後です。 先月は185-195/st fas Oaklandで販売していました。 8月の出荷では160-168/st fasの注文を受け付けました。購入者はCy社、Ce社、So社などです。8月の出荷でこの価格帯で12,000トンを販売しました。8月のA社の注文はまだありません。彼らは先月195ドルでした。今月は注文来ないかもしれません。
製品の米国国内市場は依然として非常に良好です。工場のバックオーダーはまだ90-100日くらい有ります。米国市場が来年もこれほど強いとは思えませんが、オンラインビジネスおよび輸送モデルでは、従来の小売店に比べてかなり多くの段ボール箱が必要です。
予測するのは難しいですが、当面米国ではOCCの需要が引き続き強いと思います。
リサイクルベースのライナーボード市場は、太平洋北西部と米国中西部で新しいキャパを追加し続けています。今年の3月から12月にかけて、20万トン/月以上の新規キャパシティーが生まれます。リサイクルベースのライナーボードの経済性はパルプベースのライナーボードよりもはるかに優れているため、来年のQ1またはQ2に景気後退があったとしても、米国のOCCに対する需要は強いと思います。これは、米国における年間のOCC新規需要240万トンです、大きな数字です。
来年あたりまでの中国やアジアのライナーボード市場については在庫が多すぎるようなので少し悲観的ですが。。。。
アメリカ便り:アメリカのOCCは7月積み契約は$182-185/st CY Oakland($260~275/mt CNFアジア)で決めました、グレード的にはそこそこ綺麗な#11.5~12の品物です。
しかし、アジア全域で下がってるようなので8月末までの出荷条件で$160/st CY Oakland($230~245/mt CNFアジア)のオーダーも取っておきました。
中国が第2四半期で0.4%の成長しかしていないこと、ヨーロッパがマイナス成長であることを考えると、このOCCの下げは理にかなっていると思います。ウクライナ戦争の問題もあり、経済的には全般的に悪いです。アメリカのOCCも今月末までに$20-40/st下がると思います。
米国内のBoxPlant数社に確認したところ、米国内の製紙会社はライナーボードのバックオーダーをまだ90日ほど抱えています、ひと頃の100日からは若干改善してます。
しかし、中国向けライナーボード出荷が減れば、2~3ヶ月のうちにはかなり改善するかもしれません。
アジアと比較した場合のAOCC価格の予測を難しくしているのは、米国でOCCを消費する工場が、世界的にみて低コストのライナーボード生産者であるということです。 OCCを消費する工場/機械は、北米のどのパルプベースの設備よりも新しく、生産性が高いのです。 大手製紙グループは、UKPの価格が$200/st以上下がるまで、ガンガン稼働させるでしょう、その状態は当分続きそうです。
米国の再生紙工場がライナーボードを低コストで生産するようになってから40~50年が経ちます。 今後2年間に米国東海岸メインに新しい機械やパルパーがかなり増設されます。彼らはより多くの原料(OCC)を購入し続ける必要があります。 これが米国西海岸のOCCの価格にどう影響するかはまだ良く分かりませんが、少なくとも中西部から西海岸に輸出用に貨車で送られていたOCCは東に変わりますし、米国内OCC価格は強含みで推移することは間違いないでしょう。
上物価格は今月も$10-25/st上がりました、主な向け先はメキシコです。
いづれにしても中国の箱需要の動向が世界の古紙/製品マーケットのベースですので来週、世界的な紙の業界誌の中国責任者とじっくり話してまた報告します、この担当はどちらかと言うと悲観的な人間ですからその辺は意識しておいてください。
アジア便り:今週のOCC価格は引き続き下落しました。
<EOCC 95/5>
$200/mt Vietnam/Thailand
$210/mt Malaysia(検査料$5/mt 込み)
$220/mt Indonesia
<JOCC>
$230/mt Thailand
$238/mt Vietnam
先週、ホーチミン向けにJOCCを$230でオファーした商社が居ました、最終どうなったかは知りませんが他の客は$223でBidして来てました。今週はホーチミンの客は$220以下を期待してたようですが誰も決めて無いです。
EOCCは$200基準ですがどの港から積むか、もしくは港までの距離などにより$210以下で受けるのが難しいサプライヤーも多いです。オーストラリア含むオセアニア地域のOCC価格はほぼEOCC 95/5と同じです。
多少買えるポジションにあるいくつかの工場は9月にもっと下がるかもしれないと思ってるのでLSD8/31を条件にしてます。
台湾大手はこの2週間買わずに様子見してます。箱需要が弱く、製品在庫は高レベルだそうです。4-5週間は新規製品オーダーが無く値段は30%くらい下がってます。
OCC価格も週に1-2回は$5-10/mt下がってる感じです。
パッケージ需要は経済に直結してます。ヨーロッパ経済が悪化してます。OCCの輸出国も輸入国も国内OCC価格が下落するでしょう。しかし、製品在庫過多の状態は東南アジア全般に広がっており、マレーシアの400万トン増設、インドネシアの120万トン増設はこの状態を悪化させるでしょう。製品価格が標準価格より$30安くてもキャッシュが必要なメーカーは販売してます、操業率はほぼ50%程度なのでコスト的に安い国内OCCをメインに使ってます。インドネシア大手は中国に中芯を$400で売りました、他の製品も一緒にバルク船で大量に出してコストセーブしました、コンテナよりダメージ率は高くなりますが、買い手側がダメージは何パーセントまでは認める、と言う契約です。古紙みたいなバルク物の動きが悪くなってるのでコンテナ運賃も多少安くなるでしょう。
アメリカ便り:今週、世界最大の業界紙の中国責任者とショートミーティングしました。
”中国は主にCovidの封鎖により今年はマイナス成長となるでしょう。習近平氏が再選されるだろう10月以降に政策の変更は有るかもしれません。中国国内の段原紙価格は、年内は、変わらず~やや下落傾向にあります。中国の封鎖による需要減は有りますが、製造損失分も有るでしょう、それは東南アジアとインドのメーカーが拾うでしょう。世界の大国の中では、米国の経済が15億ドル(約2,000億円)のインフラ支出支援プログラムもあり、最強であろうと思います。それに米国南東部と中西部の米国工場は、現在ライナーの生産コストでは世界最低レベルでしょう。米国西海岸からの船積みは若干良くなってます。”